しかし、症状の現れ方は、その人の体調や体質、年齢、背後にある疾患などによって大きく異なります。たとえば帯状疱疹でも、ほとんど水ぶくれなどの皮膚症状が目立たず痛みも軽いヒトがいる一方、エイズなどの免疫不全疾患のヒトでは症状も激しくなります。免疫力が低下しているため、対情報う新と水疱瘡の症状が一度に現れ、命を落とすことさえあるのです。
これに対して単純ヘルペスは、唇やその周囲、性器やおしり(でん部)などに小さい水ぶくれが数個集まってできます。単純ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型に比べて単純ヘルペスウイルス2型のほうが症状は軽い場合が多いのですが、単純ヘルペスウイルス2型は再発しやすい特徴を持っています。
単純ヘルペスも、体質や体調などによって症状に個人差があります。たとえばアトピー体質の人など、皮膚のバリア機能が衰えている場合では症状も重くなり、治りにくくなります。
ぽつんと発疹が現れるものから、全身にばっと発疹が広がる場合まで、単純ヘルペスの症状も実に様々名です。広範囲に現れた単純ヘルペスは、専門医でなければ帯状疱疹との見分けも容易ではありません。
さらに、性器に現れた発疹は、梅毒の皮膚症状、水いぼ、ベーチェット病の皮膚症状なども考えられます。セックス後何日かして性器に水ぶくれ状の発疹ができたからといって、それがすぐ単純ヘルペスであるとは言い切れないのです。
大切なことは勝手な自己診断をせず、皮膚科専門医を尋ねてきちんとした診断をしてもらい、早期に治療を行うことです。
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