○水痘・帯状疱疹ウイルスの特徴
水痘・帯状疱疹ウイルスに初感染することで、水疱瘡(水痘)を発症します。この後、病気は治っても、水痘・帯状疱疹ウイルスは知覚神経の神経節にもぐりこみ、大人になってから帯状疱疹として再発します。
再発する場所は、近く神経のある場所ならどこにでも発症する可能性がありますが、特に多いのが、胸や背中など胸髄神経節の領域と、顔面などの三叉神経の領域です。帯状疱疹になる人は、日本人の10〜20%と言われています。
たとえ発症しても帯状疱疹になるのは一生に1度か2度で、何度も再発を繰り返すようなことはめったにありません。
○単純ヘルペスウイルスの特徴
単純ヘルペスウイルスは身体のどこにでも感染します。感染した場所によって、口唇ヘルペス、角膜ヘルペス、性器ヘルペス、下肢ヘルペス・・と呼ばれ方が異なります。
初感染後、知覚神経節の神経細胞の核内に潜伏します。このとき、単純ヘルペスウイルス1型は上半身の神経節に、単純ヘルペスウイルス2型は下半身の神経節にもぐりこむことがほとんどです。したがって、単純ヘルペスが再発した場合、口唇や顔面などは1型、性器や下肢などは2型が原因であると考えられます。
しかし初感染の場合はこうした住み分けはなく、単純ヘルペスウイルス1型、単純ヘルペスウイルス2型の区別にかかわらず、身体のどこにでも発症します。実際、性器ヘルペスの初感染の70%は、1型によるものといわれています。
従来、単純ヘルペスウイルス1型に感染している人は単純ヘルペスウイルス2型にかかりにくいのではないかと考えられていましたが、すでに1型をもっている人も2型に感染することが明らかになっています。
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2008年02月12日
単純ヘルペスと帯状疱疹との見分け方
帯状疱疹は顔面や腹部などからだの左右どちらか片側に、帯のように水疱が集まり並んでできます。水疱ができる前からかなり激しい痛みを伴うこともしばしばです。帯状疱疹は、所見ですぐこの疾患であることがわかります。
しかし、症状の現れ方は、その人の体調や体質、年齢、背後にある疾患などによって大きく異なります。たとえば帯状疱疹でも、ほとんど水ぶくれなどの皮膚症状が目立たず痛みも軽いヒトがいる一方、エイズなどの免疫不全疾患のヒトでは症状も激しくなります。免疫力が低下しているため、対情報う新と水疱瘡の症状が一度に現れ、命を落とすことさえあるのです。
これに対して単純ヘルペスは、唇やその周囲、性器やおしり(でん部)などに小さい水ぶくれが数個集まってできます。単純ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型に比べて単純ヘルペスウイルス2型のほうが症状は軽い場合が多いのですが、単純ヘルペスウイルス2型は再発しやすい特徴を持っています。
単純ヘルペスも、体質や体調などによって症状に個人差があります。たとえばアトピー体質の人など、皮膚のバリア機能が衰えている場合では症状も重くなり、治りにくくなります。
ぽつんと発疹が現れるものから、全身にばっと発疹が広がる場合まで、単純ヘルペスの症状も実に様々名です。広範囲に現れた単純ヘルペスは、専門医でなければ帯状疱疹との見分けも容易ではありません。
さらに、性器に現れた発疹は、梅毒の皮膚症状、水いぼ、ベーチェット病の皮膚症状なども考えられます。セックス後何日かして性器に水ぶくれ状の発疹ができたからといって、それがすぐ単純ヘルペスであるとは言い切れないのです。
大切なことは勝手な自己診断をせず、皮膚科専門医を尋ねてきちんとした診断をしてもらい、早期に治療を行うことです。
しかし、症状の現れ方は、その人の体調や体質、年齢、背後にある疾患などによって大きく異なります。たとえば帯状疱疹でも、ほとんど水ぶくれなどの皮膚症状が目立たず痛みも軽いヒトがいる一方、エイズなどの免疫不全疾患のヒトでは症状も激しくなります。免疫力が低下しているため、対情報う新と水疱瘡の症状が一度に現れ、命を落とすことさえあるのです。
これに対して単純ヘルペスは、唇やその周囲、性器やおしり(でん部)などに小さい水ぶくれが数個集まってできます。単純ヘルペスは、単純ヘルペスウイルス1型に比べて単純ヘルペスウイルス2型のほうが症状は軽い場合が多いのですが、単純ヘルペスウイルス2型は再発しやすい特徴を持っています。
単純ヘルペスも、体質や体調などによって症状に個人差があります。たとえばアトピー体質の人など、皮膚のバリア機能が衰えている場合では症状も重くなり、治りにくくなります。
ぽつんと発疹が現れるものから、全身にばっと発疹が広がる場合まで、単純ヘルペスの症状も実に様々名です。広範囲に現れた単純ヘルペスは、専門医でなければ帯状疱疹との見分けも容易ではありません。
さらに、性器に現れた発疹は、梅毒の皮膚症状、水いぼ、ベーチェット病の皮膚症状なども考えられます。セックス後何日かして性器に水ぶくれ状の発疹ができたからといって、それがすぐ単純ヘルペスであるとは言い切れないのです。
大切なことは勝手な自己診断をせず、皮膚科専門医を尋ねてきちんとした診断をしてもらい、早期に治療を行うことです。
水痘・帯状疱疹ウイルスと単純ヘルペスウイルスの違い
水痘・帯状疱疹ウイルスと単純ヘルペスウイルスはどちらもヘルペスウイルスの仲間で、親戚のような関係にあります。そのため性質が似たところがある一方、微妙な相違点もあります。
どちらのヘルペスウイルスも、乳幼児から子ども時代に感染することが多く、その再発という形で顔を出します。ヘルペスウイルスが潜伏する場所は、神経節です。神経節とは神経の根本のような部分で、神経相互の中継基地の役割を果たしています。一度感染したヘルペスウイルスは一生ここにとどまりますが、ふとした拍子に活動を再開するのです。
神経節から皮膚の表面にある神経末端まで、神経はダイレクトに神経線維の束となってつながっています。ウイルスは神経節内にある神経細胞の核の中にもぐりこんでおり、その神経細胞の突起は表皮にまで神経線維としてつながっているのです。
ウイルスが再活性化すると、神経節内でその数を増やし、やばて神経を通って皮膚表面へと現れ、水ぶくれなどの皮膚症状を起こし、その中でさらに増殖します。
ここまでは、両者ともほぼ同じです。
水痘・帯状疱疹ウイルスは、神経節でウイルスが増殖したあと、神経細胞を水先案内人としながらその外側の細胞を通って、皮膚に押し寄せます。そのため、神経や神経周囲のダメージも大きく、皮膚症状も激しいものとなります。
時には、神経が変性して、帯状疱疹後神経痛を残すこともあります。しかし、再発がこのように激しいため、身体の免疫機能も協力に働きます。一度再発するとウイルスに対する免疫力が強化され、2度3度と再発を繰り返すことはあまりありません。
これに対して単純ヘルペスウイルスは、発症するときは神経細胞の突起の中を通って、皮膚表面までスムーズに移動します。細胞の内部を通るので移動が速いだけでなく、身体の免疫システムも十分機能することができません。そのため何度でも再発を繰り返すのです。
どちらのヘルペスウイルスも、乳幼児から子ども時代に感染することが多く、その再発という形で顔を出します。ヘルペスウイルスが潜伏する場所は、神経節です。神経節とは神経の根本のような部分で、神経相互の中継基地の役割を果たしています。一度感染したヘルペスウイルスは一生ここにとどまりますが、ふとした拍子に活動を再開するのです。
神経節から皮膚の表面にある神経末端まで、神経はダイレクトに神経線維の束となってつながっています。ウイルスは神経節内にある神経細胞の核の中にもぐりこんでおり、その神経細胞の突起は表皮にまで神経線維としてつながっているのです。
ウイルスが再活性化すると、神経節内でその数を増やし、やばて神経を通って皮膚表面へと現れ、水ぶくれなどの皮膚症状を起こし、その中でさらに増殖します。
ここまでは、両者ともほぼ同じです。
水痘・帯状疱疹ウイルスは、神経節でウイルスが増殖したあと、神経細胞を水先案内人としながらその外側の細胞を通って、皮膚に押し寄せます。そのため、神経や神経周囲のダメージも大きく、皮膚症状も激しいものとなります。
時には、神経が変性して、帯状疱疹後神経痛を残すこともあります。しかし、再発がこのように激しいため、身体の免疫機能も協力に働きます。一度再発するとウイルスに対する免疫力が強化され、2度3度と再発を繰り返すことはあまりありません。
これに対して単純ヘルペスウイルスは、発症するときは神経細胞の突起の中を通って、皮膚表面までスムーズに移動します。細胞の内部を通るので移動が速いだけでなく、身体の免疫システムも十分機能することができません。そのため何度でも再発を繰り返すのです。
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