ヘルペスの症状・治療法や薬、性病、妊娠との関係など
性器や口唇などに出来やすい「ヘルペス」についての情報

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2008年03月12日

妊婦と帯状疱疹・水疱瘡

帯状疱疹は、発症した局部だけの疾患であって、免疫不全がない限り全身的なウイルス血症ではありません。したがって、妊婦の人が帯状疱疹になっても、胎児に対する影響は考えなくてほぼ大丈夫です。

しかし、同じヘルペス性の病気である水疱瘡の場合は、事情が異なります。妊婦の水疱瘡は、妊娠初期(13週〜20週)では、約2%の赤ちゃんが「先天性水痘症候群」にかかります。妊娠中期以降では、ウイルスが胎盤を通っておなかの赤ちゃんの神経節に感染し、生まれてきた赤ちゃんが幼児期に帯状疱疹を発症することがあります。
また、出産直前に母親が水疱瘡にかかると、生まれてきた赤ちゃんが水疱瘡になることもあり、生まれた時期によって症状が軽い場合と、非常に重い場合があります。

帯状疱疹でも、全身に多数の発疹が見られるような広範囲で重い症状の場合は、水疱瘡と同様に考えて対処したほうが賢明です。こうしたことはまれとはいえ、妊婦の場合、早めの抗ウイルス薬の使用で症状を軽く済ませることが大切です。

水痘・帯状疱疹ウイルスの潜伏期間は約2週間で、体内で免疫が生産されるのには発症してから1週間かかります。生まれた直後に水疱瘡の症状を示した赤ちゃんは、母親からウイルスと免疫を両方もらってきたため、症状が軽くて済むのです。一方、生後しばらくして発症した赤ちゃんのケースでは、赤ちゃんは母親からウイルスだけをもらい免疫をもらえなかったことが重症化の原因となってしまうのです。
【ヘルペスと妊娠についての最新記事】
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2008年03月02日

角膜ヘルペス

角膜ヘルペスは、目の角膜の上皮部分で単純ヘルペスウイルスが感染・増殖する病気です。これを上皮型角膜ヘルペスと呼び、涙が出てきたり、異物感(ごろごろする感じ)、まぶしい感じがすることなどが主な自覚症状です。
単純ヘルペスは早めに病院で診断してもらい適切な治療を行うことが大切なのですが、特に目の角膜で発症する角膜ヘルペスの場合は、放っておくと視力の低下や失明の危険性もあるので、早期の治療が重要になります。

治療方法としては、眼病用のアシクロビル(ゾビラックス)やイドクスウリジン(IDU)の点眼薬などが有効です。アシクロビル(ゾビラックス)は副作用も少ないため、角膜ヘルペスをこじらせることなく、早く治療することができるようになっています。

しかし角膜ヘルペスは何度も再発を繰り返すと、角膜の実質で強い炎症を引き起こすようになります。これは「実質型角膜ヘルペス」と呼ばれる病気で、角膜がにごるために徐々に視力が低下し、ものがかすんで見えたり、最悪の場合は失明にいたることもあります。
先進国では、糖尿病に並んで多い失明の原因が、この実質型角膜ヘルペスによるものです。

実質型角膜ヘルペスの治療では、抗ウイルス薬によってウイルスを抑えると同時に、ステロイド性点眼薬の点眼などによって角膜の炎症を抑えることが必要となります。
角膜ヘルペスと診断された人は、信用できる眼科医で詳しい検査を行った上で、「上皮型角膜ヘルペス」を「実質型角膜ヘルペス」へ移行させないようにすることが非常に大切です。
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2008年03月01日

単純ヘルペスの感染経路

単純ヘルペスウイルスは人に感染する力が強いのが特徴です。単純ヘルペスを起こしている人の水ぶくれやただれなどの皮膚疾患部に触れることで接触感染を起こしたり、さらにウイルスに汚染された手指や器具からも感染します。
ただしヘルペスウイルスの感染を起こすのは、ウイルスを持っている人の身体でウイルスが再活性化しているときだけであり、その人に皮膚表面に単純疱疹ができていないときには、その人の身体に触れても感染することはありません。

また、単純ヘルペスが発症している場合であっても、触れた人の皮膚が健康な状態なら、ヘルペスの感染は起こりません。相手の人の皮膚に傷や湿疹があったり、アトピー性皮膚炎などで皮膚が荒れていたりすると、皮膚のバリア機能が働かないところからヘルペスウイルスが侵入してしまいます。
特に、粘膜の場合は危険です。粘膜の場合は、粘膜に傷があるとか荒れているなどのトラブルがない健康な状態でも、ウイルスがその場で増殖し、ヘルペスに感染してしまいます。

単純ヘルペスウイルス1型は、以前は思春期までにほとんどの人が何らかの形で感染していたので、免疫を持っているのが普通でした。ところが最近では初感染年齢が高くなり、30歳代の成人でもヘルペスの免疫を持っている人の割合が50%弱とかなり少なくなっています

子どもの頃はウイルス感染に対する備えができているので、感染しても症状は軽症で済んでしまい、単純ヘルペスの場合は殆どの人たちがそれとは気がつかないうちにヘルペスの免疫を持つことができます
ところが大人になってからヘルペスウイルスに初めて感染すると、症状が重くなってしまうのです。

単純ヘルペスウイルス2型は、主にセックスで感染します。性の乱れや、経口避妊薬(ピル)の普及でコンドームを使用しなくなったことなどから、成人のヘルペス初感染が増加しているという危険な状況にあります。
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2008年02月29日

ヘルペス性歯肉口内炎

原因:単純ヘルペスウイルス
感染経路:飛沫感染
潜伏期間:約4日

単純ヘルペスウイルスに感染し、初めての症状として現れるのが、ヘルペス性歯肉口内炎です。しかし、感染しても歯肉口内炎になるのは10%程度です。ほとんどの人は不顕性感染で、発病せずにすむことが多いと考えられています。
比較的発病しやすいのは、1〜4歳代に感染した赤ちゃんや子どもたちです。大人は不顕性感染で、すでにウイルスに感染しているためか、この病気になることはめったにありません。

【ヘルペス性歯肉口内炎の症状】
突然38〜40度の高熱が出て始まり、1〜2日後に唇の内側やほおの内側などに口内炎ができます。
最初は口内炎も目立たず気づきませんが、潰瘍を伴うため、赤ちゃんはとても痛がります。つばが飲み込めずによだれが増えたり、不機嫌になったり。また、哺乳びんの乳首やスプーンが触れただけでも痛くて嫌がり、それで病気に気づく例が多いようです。
歯茎が炎症を起こし、腫れて真っ赤になったり、出血することさえあります。

熱はせいぜい3〜5日で下がりますが、口内炎は尾を引きます。
歯茎の腫れは、なかなか治まらず、完全に落ち着くまでには7〜10日もかかってしまいます。その間ずっと口の中が痛いので、同じ口内炎を起こすヘルパンギーナに比べて重症感が強く、赤ちゃんや子供にとってはつらい病気といえるでしょう。
病気のピークの間、食欲はがた落ちします。ここをどう乗り切るかがケアのポイントです。

病院で診断がつけば解熱剤や口内炎用の塗り薬など対症的な薬が処方されますが、症状が重ければ、最近はウイルスに効くアシクロビルという薬を使うこともあります。

ヘルペス属のウイルスは、治ってからもウイルスが体内に住み着くという性質があります。一度かかれば二度とヘルペス性歯肉口内炎になることはないですが、将来、体調がくずれたときにウイルスが再び活性化(活発化)する可能性もあります。口唇ヘルペスといって、口のまわりに水ぶくれができる病気を繰り返すことがあります。

【ヘルペス性歯肉口内炎のホームケア】
口の中の痛みが強いため食欲が落ちますが、飲めないと脱水症状が心配です。少しずつでも、こまめに飲ませて水分を補給しましょう。
ただ柑橘系の加重など酸味があるものや、冷たいものは避けてください。麦茶や湯冷まし、野菜スープなど、刺激のないものを選びます。

赤ちゃんの場合、痛みが強いとを哺乳瓶を口に入れるのさえ嫌がるので、スプーンで口の端から流し込んだり、スポイトで舌の奥にたらすなどして工夫をしましょう。離乳食は無理強いしなくてよいですが、食べられそうならのど越しのいいどろどろ状のものを用意しましょう。

【ヘルペス性歯肉口内炎の治療のポイント】
単純ヘルペスの治療には、抗ウイルス薬の服用と、患部を清潔に保つことが大切です。しかしヘルペス性歯肉口内炎は炎症が強く、ブラッシングなども不可能です。
炎症がひくまでは、うがい薬などで口の中を清潔に保つようにします。
小児歯科を看板にかかげている歯科医院へ行き、よく相談しながら治療を進めましょう。
posted by jirachi at 14:51| Comment(1) | TrackBack(0) | ヘルペスの種類 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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